ヴィクトール=ベルム(30)   picture log》  

身長:185㎝

特技:黒鉄騎士団式対魔物武術:大剣
    白鉄騎士団式対人武術:剣・他多数
    指揮・隊の運営・各種武装扱い・対人戦。
    大抵割と何でもこなせる多才。
   
趣味:技術習得。人を煽る癖。人材収集。剣収集。

好き:使える者。

嫌い:自身より器量が低い者に上から命令される事。

日常護身用武器:短剣・長剣


<用語説明>

●「黒鉄騎士団」

●大剣・鎧・武装設定

●諜報部隊



「概要」

 この隊の参謀であり指針立案の中心的人物。
指揮能力から戦闘能力まであらゆる技能を高レベルで修め
雑用部隊とも評されるロイ隊に燻ってはいるも
元は帝国の下秘密裏に工作を遂行するエージェントとして
「諜報部隊」に所属した事もあってか
前職業上での様々な機密にも正通している。
 
 諜報部隊の特性上、黒鉄・白鉄どちらの戦闘技術も修練しており
双方の剣術においては「マスター」に名を連ねている程の剣才の持ち主。
 カリスマ性とローズマリー以上の我の強さを誇り
尊大かつ精悍な姿にもはや貴族然とした気位を感じさせ
色々と能力不足な隊長に代わり彼が隊の運営・方針を決定している。
 経歴はありふれた帝都内の一般的なパン屋の息子ではあるが
才覚に溢れ、諜報部隊で優秀な諜報員として活動していたものの
急に黒鉄騎士団へと転属したという遍歴を辿る。
 
 もはやヴィクトールが隊長の仕事を代行する形となっていて
実質隊の最重要人物は彼であり
優秀な能力を持つも手に余る人間性から悪評が高いが
諜報時代からの手腕を知る者からは一目を置かれている。
 何故黒鉄騎士団に移りあえてロイ隊に甘んじているか等と
不明瞭な経歴を持つ男。


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「性格」
 諜報部隊という帝国の裏の活動を行う部隊から
この黒鉄騎士団へと転属してきており
その才覚で優秀なエージェントとして活動してきた経歴を持つ。
と共に非常に協調性に欠け、何かの下に仕えるには不向きな
太々しさと我の強さで個人行動も多く
扱い辛い読めない男。

 計算高い上に近寄りがたい性質だが
およそあらゆる事に優れた才覚を持ち
立場的にはロイの下に就いてはいるも
独自の裁量で行動を取る場合が多い。
ただし己に理があるならば行動を共にする事もある。

 基本的には大抵の人間へ威圧的かつ見下した態度を取りはするも
能力が高い「使える相手」ならば
多少気に入らない性格だろうと重宝する姿勢を示しもする。


「趣向」
 考えが読めない男だが
技術の習得や手が込んだ武具の収集などと
多様な武術や技、特に剣術においては
技巧の究明を深め若くして二種のマスターの称号を得る程であり、
術理の見識を極める為に剣士として強い戦士との対人戦も好んだりもする。
又、短剣・銘剣を買い集め、相応の業物には扱いに注意を払っていたりと
人への扱いが雑なだけで
技や技巧にはある意味誠実とも取れる。


「戦闘技術」
 諜報部隊の特色として対人・魔物への対処能力も必要とされており
黒鉄・白鉄騎士団の技術を修めている。
 諜報部隊内ではおおよそ片方の技術どちらかに偏るか
全体的に纏まりよく習得する傾向が高いも
ヴィクトールはどちらもその剣才で高度な練度までに修得しており
黒鉄式「大剣術」・白鉄式「剣術」では
各騎士訓練塔の教官の任を任される「マスター」の称号を得ている。
二種の剣術も「マスター」とされる程に習得するのは極めて稀。
 
 ただしどちらかと言えば対魔物戦よりも
特に対人戦に長じており
隠密性が高い任務を遂行する諜報部隊時代の経験から
潜入・暗殺などの対人における特殊な対処能力に優れる。


「戦闘ポジション」 
 魔物への正面戦闘による黒鉄騎士団での戦闘スタイルは
元の諜報部隊と勝手がかなり違ってはいたが
これも早期に慣れ、優れた采配を見せる。

 対魔物戦では強大な魔物の攻撃を阻害し注意を惹きつけ
魔物の攻撃の手数をアタッカーより外す
受け・いなしたりとの防衛主体の壁役担当だが
攻め手としてもローズマリーと比べてもほぼ比肩しうる使い手なので
ルーナに壁役を任せ
時にダブルアタッカーとして二人で攻勢に転じる事もある。
 特に指揮を担いローズマリーが魔物の特性を進言し、
彼が対策や場の流れを作るというのが多い。

 あらゆる事も高レベルにこなし
アタッカーや弓・補助など自在に切り替えられ
ヴィクトールが加入するだけで数人分の戦力が補填出来るとされている。
 

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■仲間内での交流

●<ローズマリー>

 ローズマリーと両者とも我が強いので衝突すること結構あり
彼女に尊大に余裕溢れて対応し、煽って思惑に乗せる事が多い。
しかしお互いかなり遠慮の無い不遜めいた性格な為か
思考は割と近く、気に入らない人物や事態に遭遇した際はよく意見が合う。

 以前の諜報部隊で修羅場も幾らか潜ってきており、
「マスター」クラスのまさしく剣の達人でもあるので
ローズマリーよりは対人戦面では数段ヴィクトールが圧倒するものの
魔物戦においては彼女が既に上回っており
今まで適任が居なかった為務めていたメインアタッカーをローズマリーに譲り、
壁役・攻撃阻害、そして指揮役に専念できる事となった。
普段はゴルディオ、煽ってる時はローズマリーと言う。

 ローズマリーもヴィクトールの人格面では嫌っているが
その剣術と知性は認めており
基本的に隊長だがロイは役に立たないので
二人して勝手に隊の方針・隊に必要な事などと大抵の事を話し合う事が多い。


●<ロイ>

 ロイが隊長ではあるも隊の運営は元より事ある事に彼に頼られている。
ヴィクトールのロイに対する態度は雑かつ剣呑だが
ある程度自由な行動が効く隊として彼を隊長として据えるのも許容しており
本来ならばロイの隊には分相応な経歴と能力を持つも
あえて隊に居付いている様である。
 ロイもロイでヴィクトールの威圧には度々気圧されている様子だが
大抵の人間に絡んで行けるノリの良さと妙な所での押しの強さで
一方的ではあるも気軽に接して来ている。
 

●<ルーナ>

 ルーナの黒鉄騎士団式の戦闘技術の指導をかってでて
その威圧的な雰囲気で話しかける度に怯られている。
 壁役として二人して立ちはだかる事が多く
ルーナが専用壁役として加入した事により遊撃に回れ
自身の多用性を更に発揮出来る事になった。
 異例な程の巨体での特性を「使える」として
「マスター」としての指導を行っている。


●<グラーク>

 武装に対しても造詣が深い為に
隊長としての役割の代理として
工房班のグラークとは備品の話で顔を合わせる事が割とある。
 妙なテンポで話し辛いグラークだが
ヴィクトールとしては腕さえ良ければ人格面は気にしないので
グラークの話の要点だけ聞き分け、簡潔に話を進めている。




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