名前:フィサリス=v=クレメンス    picture log》

職業:警察

義肢:両足・右腕
   格闘特化型蒸気衝撃タイプ。
   又は警察のバックアップからによる様々な換装義肢

年齢:19

特技:家事全般。空手

趣味:日本文化への興味(多少曲解)

好きな事:人への世話焼き。空手の鍛錬。

嫌いな事:人に危害を与える者。


<設定>

 蒸気機関が発達し蒸気義肢や蒸気機械の犯罪を取り締まる警察として活動する女性。
とある職務中での事件で被害者を助けた末に
重体に陥り両足・右手を欠損する事になる。

 失った三肢に蒸気機関機義肢を取り付け
再び警察官として復帰し
警察の特殊兵器戦力として新たに事件へと踏み込んでいく。


<用語説明>

■「警察:蒸気急襲部隊」(Steam Machine Assaule Team)通称:スマット
 蒸気機械の発達によって
人一人に強大な力を有する蒸気義肢装着者や
蒸気ロボットの存在などと脅威的な事件が数多い為に
その凶悪な蒸気犯罪へ対処する為発足された警察の特殊部隊。
 警官にも「蒸気鎧」の操縦や
銃での対人戦などの強力な戦備も充実し
戦闘行動も危険で多岐に渡る。

■「蒸気義肢

 
■「日用義肢」

 



<フィサリス:蒸気義肢武装>

 使用蒸気兵器:蒸気衝撃機構(掌底・拳・肘・膝・足裏)
           戦闘用蒸気筋肉

警察お抱えの蒸気機械班によって作られた義肢。
公的機関のサポートにより様々な強力な換装義肢を用意している。
 又フィサリスの空手による格闘技術によって
本来の仕様以上に戦闘能力を発揮する。

 通常なら三肢も失う事態に見舞われれば
まずは大抵死亡してしまうので
三肢の義肢使いというのがもはや稀な着装例になっている。

 その分一般的な義肢装着者の様な「一部の機械化」とは違い
ほぼ機械化という一個人にまさに兵器とも言うべき特徴を備える事が可能であり
警察内では単なる一警察官では無く特殊兵器戦力として任命されている。



  ■機能
 両足は完全機械化での機動力で
個人レベルでは携帯不可な武装を軽々と携帯可能にしたり
ほぼ乗り物に乗っている様な状態なので体力の消費も少ないままに猛然とした長距離の走り。
瞬間的なフットワークも素早く
慣れれば屋根伝いにフリーランニングも可能に。
換装によっては更に人外な機動性を得られる事も。

 主に扱うタイプは「格闘特化型義肢」となり
主にフィサリスの格闘技術を発揮する為に
「蒸気人工筋肉」やフレームも人間に近い造形で構成され
怪力と可動がより滑らとなった体捌きの向上化が施されている。
更には「蒸気衝撃機構」という
拳・肘・膝・足裏の噴出孔から
蒸気の衝撃波を発生させ対象を破壊する蒸気兵器を搭載し
格闘術とを織り交ぜて「装甲破り」を発揮する程の戦闘力を持つに至る。

 一般的な戦闘義肢界隈では「蒸気義肢」に大型の蒸気武器を搭載し
武装を活かした運用が主流なので
義肢とは言え格闘を主軸とした戦闘は他の戦闘義肢と比べると
極力人型に近いフォルムへ設計されているので多少威力不足になり易く
扱いに高度な技術を要求されるので世間的には珍しい。
 しかし三肢からの義肢と格闘術によって力の噛み合いが上手重なった結果か
蒸気義肢者として高い能力を獲得し
¨拳の殴り痕¨と言えばフィサリスとして後々定着していく。

 格闘用の他にも腕部には足の義肢化によって重量制限が無くなり
強力な機械腕、蒸気ブレード・銃等の重武装を取り付けられ
義肢の換装によって様々な武器種を使い分け戦局に合わせた戦いを展開する事も。
 


「性格」
 蒸気機械を用いた重犯罪を取り扱う
特殊部隊で活動する警察官。
 特に人を護り、危害を及ぼす者を打倒すという気概が強く
果敢に義肢を纏い鉄拳を殴りこんで行く。

 母性的な性根からか自己を顧みず
頼られ護る事に重きを置く。
目に見えて質の悪い犯罪者相手には徹底的に対抗し、
かつ精神的にも完膚無きまでに叩き潰す為に
「蒸気機械頼りで貴方自身は大したこと無いわね」等と煽りを入れたりと
割と容赦無く口も回り、
気勢においても相手に飲まれる事無い
市民を護る警察として敢然として立ちはだかる。


 しかしそんな苛烈な戦闘時とはうって変わって
普段は気さくで明るく親しみやすい婦警であり
同僚警警官たちの身嗜みや食事・洗濯等と世話を焼いたりと
全方位に母性の塊で評判がいいという
母親の様な溢れる面倒見の良さと明るさで
同僚や近所の人間に評判が良い。
 性根こそは争いを好まないが、降りかかる悪意から
徹底的に抗い、出来うる限り力を求めるその闘いへのスタンスは
フィサリスの゛ある出来事によって゛自身の中で確固たるものとして固まっている。

 頭髪は赤毛であり
目のみがアルビノの特性で赤く見えている。


「戦闘スタイル」
 幼少から空手を長年修練しており格闘能力は高く
もはや武人としての境地で闘いの機微を読め対応力も高い。
 個人の資質としても
負傷や危険に繋がる局面に見舞われても
動じずに即時闘いに対応する精神力といい
戦闘では絶えず矢面に立ち続ける。

 格闘術を最も得意な手段として持つが
警察での戦闘技能による
銃や警察での「蒸気鎧」の操縦も問題無く扱え
義肢の体になってからは換装によってそれらの特徴を持つ義肢も
状況に合わせ万遍なく使いこなすなど
闘いに対しては自然と高い適応能力を備える。
 

「空手」
 日本からこの国へやってきて
現地で根を下ろし空手を指導している日本人の空手家より
子どもの頃から指南して貰っていた。

 頑強な体と空手への技巧で
日用とは言え義肢でのフィサリス相手にまともに稽古が成立する程の武人。
人間としても先生としても尊敬しており
「師匠」と呼び敬語で接している。


「特殊機動戦力」
 元は単なる一特殊部隊の警察官だったものの
蒸気機関義肢を搭載しての戦力となったので
「特殊兵器戦力」として数えられている。

 署内にもある程度は「蒸気義肢」の警官も存在するが
どれも義肢数が一本程度や手先などと言った
「多少特殊で、ある程度戦力が増強する程度」であり、
右腕と両足という
ほぼ機械化が成された義肢装着者は彼女のみなので
強力な蒸気兵装を搭載した単一戦力としての
テストケースとして警察でも初の試みが成されている。
換装によって対人から対義肢・対蒸気鎧などと幅広い有事に対応する。


「日用義肢」
 機構的にも稼動性が高く
ほぼ外装がゴム性でグリップも利き
水仕事へも気軽に扱え、
ラインも女性的で滑らかで柔らかいので
通常の義肢では着こなせなかった衣服も人間的なラインを保ったまま
身に着けられるといった特徴を持つ。
 
 日用なのである規定まで馬力が抑えられているが
ほぼ中は鉄塊で鈍器を三つも装備しているのに等しいので
空手と合わせフィサリスにとってはこの状態でも
十分戦える義肢でもある。


「料理」
 何を造らせても一定水準で旨く、
栄養のバランスと毎日でも食べてられる家庭の味付けという
家庭料理スキルを持つ。
 独身で日々の料理が不摂生だったり
仕事で食べ物が適当になってしまう警察同僚などを
家に招いて料理を日々振る舞っている。

 幼少から習い続けている空手の先生が日本人なので
和食や箸も普通に使いこなせるまさしく主婦の腕前。
やたら料理盛って来ており先生から聞いた日本の文化の影響が強い。


「日本料理」

 空手の師匠から懇意にされているのもあり
日本文化にも激しく興味を持って喰らい付き
その流れで日本料理も身に着けている。

 師匠が故郷の知り合いから調味料や米等が送られている為
フィサリスの分も割と安めに取り寄せさせて貰っている。
 調理本も取り寄せ、本格的に和風料理を体得し
師匠では所詮男の独身時代の一人飯の技量だったので
時々日本料理が懐かしくなってはフィサリスに食べさせて貰っている事に。



---------------------------------------------------------------------
■「関連人物補足」

<「フィサリスの義母」アリーシャ=クレメンス
 今は故人の元警察・蒸気強襲部隊で活動していた
フィサリスの養母にあたる人物。
フィサリスが幼少期から数年生活を共にしていた。

 出自は天涯孤独の身の上で孤児院出身であり
東洋から来た格闘家から伝授された空手によって
重犯罪を対処する隊において活躍した。

 とある経緯で出会ったフィサリスを家族として迎え入れ、
柔和で母性的な性格と悪徳に対し立ち向かう姿は
その後のフィサリスへ大きな影響を与え
亡くなったその後はフィサリスも同じく蒸気強襲部隊入りを目指す
彼女の人生においての指針ともなる人物。


<「空手の師」 八墨(やずみ)=黒木=ロジャー:旧姓 黒木=八墨(2018/4/22:設定変更)
 元は日本より己の五体と技がどこまで通用するか模索する為に
蒸気技術の大国であるこの国にやってきた空手修めた男。
 若い頃は特に蒸気装備を用いずに、簡易な手甲のみで
「蒸気義肢者」を相手に渡り合っていた。
蒸気兵器の登場により個の闘いにおいても過剰化する戦闘において
打ち勝ち・そうでなくても如何に凌ぎ対応できるかを
実戦で模索し続けていた追及者。

 そのまま五体無事のままに戦い抜き
現在は最全期も過ぎて婿養子として所帯も持った為に
過去の様な無茶を敢行する事もナリを潜め、
その技巧を伝える空手の指導に注力してはいる。
・・・が他国での格闘術という物珍しいだけで認知度が低く
収入の大半は空手の技術の元培った人体構造の知識を
整体師として利用し生計を建てており、こちらの方が名が知られてしまっている。
 妻は新聞記者として各地を飛び回り家にあまり戻っておらず、
息子も現在は探偵として独り立ちしており
フィサリスが時間が空くと度々教えを乞い来る。

 年齢は40代半ばで十全に体を動かせるピークは過ぎたとは言えど
未だ鍛錬は欠かせておらず
その肉体は十分に鍛えられており
練度が半端な蒸気義肢者相手では素手にて制圧出来るという強者。
 当初本人としては自身の武は己の為のみに使い
特にその技術を教える事については乗り気では無かったが 
フィサリスの義母、アリーシャと出会い
熱烈に教えを請われたのが切っ掛けとなっている。
門下生は現状フィサリス、自身の息子のみと非情に少ないものの
元より自身の探求のみを求め渡ってきた追及者気質なのもあって
必要とする者が学べれば特に問題は無いとし、
特に気にした様子はない。
空手の指導だけでは留まらず
私生活でもフィサリスに気にかける等とおおらかで
互いに気安い中。
 
 蒸気機械や銃器など圧倒的な破壊力が蔓延する中では
純粋な戦力として一つ足りないも
生身としての格闘戦ではほぼ最高戦力の一人と言える。
 

<戻る>