名前:キャロル=ヴァレンタイン=ヴァン=ヘルシング五世   picture log》

年齢:18

武器:ヘルシングの特殊技術、通称「魔光」を搭載した
    拳銃二丁。ローラーブレード。他・戦闘により武装各種。

利き腕:右。

主語:わたし。

好きなモノ:コーヒー。旅。

苦手なモノ:女性らしい恰好や言動をする事。

趣味:機械弄り。

特技:魔光武装の設計。
    吸血鬼の知識と研究。体術。銃技。無駄にガンスピン。



<設定>

 代々吸血鬼の研究を営む名高い名家に養子として迎えられ
今代ヘルシングを襲名したヴァンパイアハンター。
ヘルシング家における吸血鬼を長年研究した末の技術
「魔光」と呼ばれる独自の技術による二丁拳銃を奮い、
ガンマンさながらのいで立ちをしている。

 男勝りかつ快活な性格で
吸血鬼に対しても物怖じしない精神力を持ち
挑発など軽口を叩きながら苦境においても余裕を絶やさない
その徹底的に吸血鬼に対し対抗する姿は方向性が少し違えども
彼女が目指すある男の有り方を感じさせている。


 10年前にダンピールが起こした事件の被害者であり
レイヴァンによって助けられ吸血鬼と過ごす異質な半年間を過ごし
その出会いがキャロルの行動の起点となった。
 ヴァンパイアハンターとしての技術を磨き、各地をハンター家業として周って数年の年月の果て
ようやくレイヴァンと再開を果たし彼と共に闘う相棒を目指す。

 魂の資質や特殊な才能は無いものの
研究を重ねる程強力になる「魔光」技術を造る頭脳を持つ
優れた技術者にして銃を操るガンナー。


<用語説明>

「ヘルシング家」
 初代エイブラハム=ヴァン=ヘルシングが
吸血鬼ドラキュラに遭遇して以来吸血鬼の研究に没頭し、
真偽入り混じった吸血鬼の弱点をまとめた偉業を持つ
ヴァンパイアの研究家、又ハンターの家系。
「魔器」という対吸血鬼には特攻の武器製造技術の保持によって
代々吸血鬼との戦闘で戦果を上げ、
何代と吸血鬼と関わってきた知識により調査には重宝されたりと
吸血鬼での権威として不動の位置を占め莫大な財産がある。
 
「魔器」
 ヘルシング家が吸血鬼を独自に研究する内に発見した
採取した吸血鬼の魔素に特殊な加工を施し
吸血鬼相手に有効な力を持つ事が出来る特異な武器。
 魂と親和性の高い吸血鬼から造った為か
持ち手の精神に反応を起こして自在に動き、
魂の資質により大きく効力が変動する。
先代までのヘルシング家が吸血鬼と戦闘する際に用いた主な武器。
主に鞭やリヴィエールの武器は糸として加工されている。

「魔光」
 吸血鬼から作られる「魔器」に続く新技術。
吸血鬼を倒し、核から゛吸血鬼を構成する血の様な何か゛通称「魔素」を取り出して
特殊な工程で結晶化させた
「血晶体」と命名された物質から
専用の機器に搭載して吸血鬼と同じく魔力を発生・扱える様にするという
人の身で吸血鬼の戦闘を再現出来るようにした。
ただし吸血鬼と同じ力なので日中は使用不可能となる。
 吸血鬼の発する力と同質のエネルギー体で「魔光」と名付けられ
キャロルが初代ヘルシングの書記に記された未完成の理論を元に完成させる。
技術力向上により徐々にアップグレードされる事に。
 
「魔光技術の武装」
 <銃>
  ¨吸血鬼の戦闘方法を模している¨とされるキャロルの代表的な武装であり
 銃に装填された「血晶体」より放出されるエネルギーにより
 吸血鬼と同じ力である魔力の閃光を射出する。
  牽制や弾幕密度でのサブマシンガンの様に高速に展開される連射による射撃から
 出力を上げる事によって高圧縮された一撃を打ち出す事も可能。
  キャロルの技術の進歩によって様々なカスタマイズがされていく。

 他にもエネルギーを放出しブースターとしてローラーブレードによる回避行動を補助する役割も持ち、
 より高速かつ無軌道な動きが出来る事となり
 回避に特化した行動を取る事にも使える。
  その他にも各種兵装の変更によって戦闘へのアプローチを自在に変化して行け、
 機械故の特色こそが「魔光武装」の特徴でもある。

 <ローラーブレード>
  「魔光」技術により超スピードで疾走出来る足回りの武装。
 キャロルの他とは画する特徴の一つであり
 防御性の脆さを機動力でカバーしている。
  ローラーブレードによる戦闘というやろうと思うのも実戦用までに修練するのも難がある仕様で 
 吸血鬼染みた人外的な戦闘法を再現している要素の一つ。

  <防護装置>
 帽子などにバッジの様に各部に取り付けられた装備。
 回避優先とは言え魂が一般人レベルなので一発でも当たれば危うい為に造られた
 キャロルの周囲に霧状の魔力を散布し、吸血鬼の攻撃の威力を
 自身に到達するまでにある程度まで減退させる為の装置。
 疑似的に¨魂が強力な者の防護能力¨を再現している。
 
  <ゴーグル>
 目の保護だけでは無くキャロル製造の
 戦闘を補佐する多数の機能が搭載された機器でもある。
  レンズ上に各武装の出力・状態のフィードバック
 などと状況に合わせた多目的な機能を有する。
 


「性格」
 幼き頃は普通の少女らしい性格と外見だったが
ヘルシング家に入った後は破天荒な養父の豪快な気風の影響と
ハンターになり人を助けるならば自分が助けられた際の
レイヴァンの様に雄雄しく頼りある姿を目指して
カウボーイを彷彿とさせるさっぱりとした男気溢れる性格に成長を遂げる。
ガンマンめいた軽口やジョークも多い。

 又人付き合いの面では気の良い性格をしており
誰に対しても物怖じしない気安さ溢れる明るい雰囲気は鬱陶しがられると同時に
人を寄せ付ける強い牽引力を伴った魅力を感じさせる。
その勢いで吸血鬼の徒である
レイヴァンやリヴィエールをもお構い無しに自分のペースに巻き込むことが多い。
 
 行動は直情的ながらも
「魔光」技術の研究やローラーブレードを戦闘で乗りこなす等と多才かつ器用。
派手な言動の裏に頭の中は目敏く思索を巡らす面を持つ。
戦闘技術は義父やその多様な友人よりノウハウを学んできており
戦闘術や射撃、立ち回りとハンターとしての訓練も
ヘルシングに引き取らた8歳の頃より願い出て訓練を積んできている。

「発明家」
 「魔光」に目を付け主戦力までに発展させたのがキャロルで
魂自体はハンターには向かない平凡な資質。
本人的には他の手段で補わなくてはならない為に不満ではあるも
しかしそれ以外の能力においては
ヘルシング家の長い研鑽による膨大な各知識の収集から
繊細な特異技術である魔器をも
高精度で製造出来るという優れた技術者であり、
既に著名な工科大学も飛び級の末卒業している程の
頭脳を持つなどと言動や振る舞いに似合わず
幼い時より聡く、明晰な頭脳を持つ才女とも言える経歴を持って居る。 
 単にヘルシング家でのハンター技術を習得していく以外にも
ハンターとしての肝要の魂の資質の足りない部分を埋める為に
技術や知識で補い模索して行くのが常。
 
 吸血鬼の武器として優れたヘルシングの武器である「魔器」であっても
キャロルの魂の性質ではせいぜい中堅程度に収まり
ダンピールであるレイヴァンの領域に踏み込めないと考えていた為に「魔器」に続く更なる闘い方を模索し続ける。
その末に自身に合った武器として発見した
魂には依存しない技術の向上次第で大きな伸びしろを秘める
「魔光武装」に力を注いでおり部屋に籠っては日々実験と改造を重ねている。
特異な力を持たないキャロルにとっての唯一の頼りに出来る技術。

「レイヴァンについて」
 元々教会の孤児院で育てられていたが
街にダンピールの襲撃を受け、その弟であるレイヴァンによって助けられた後
帰る所も無くなったためレイヴァンと暫く共に生活を送る事が切っ掛けとなる。
 半年ながらも親密な関係になりその後孤児院、ヘルシング家に籍を置くも
幼少の目より勇猛な頼り強さと同時にダンピール故の孤独さを感じ取り
レイヴァンと再び会う時は護られるばかりでは無く、彼と対等な相棒となるため
ヘルシングの技術を習得していく事となる。

 人の側には立つものの¨人とは違う吸血鬼の側の徒¨として
極力人と関わるべきではないとしているレイヴァンを
無理矢理振り振り回し、人間らしい関わりへの機会を齎していく。

「魔光技術 血晶体の精製」
 吸血鬼は小さな核から魔素を大量に発生させ体を構成しているのもあって
吸血鬼がこと切れた後も核には膨大な魔素が含まれている。
 キャロルの魔光技術の材料として、
ハンターの換金で鑑定し終えた後は核を引き取り
魔素を取り出しての魔光技術の要である血晶体の材料を得ており
ハンター稼業は自らの技術を発展させる
材料源を収集するのにも一役買っている。

「生活状況」
 ハンター稼業として、そしてレイヴァン探索もあり
各地を旅する様な形で回り
「魔光」の研究も実家の研究施設に度々帰省しながらやってはいたが
レイヴァンと再開を果たした為にその近い地域に
ようやく根を下ろし活動拠点を設立する。
 名家での潤沢な資金もあり
それなりに巨大な邸宅であり研究施設も完備。
危険な「魔光」技術を実験する為にも
街より離れたある程度の土地を買い占め
日々研究と実験・ハンター稼業とを充実して過ごしている。

 ・・・が「魔光」技術は発展途上故に開発する為の資金が次々と発生するので
義父からは気紛れ気味に自分の研究代は自分で何とかしろと言い渡されてしまっている。
 という事でのハンターでの収入を優先的に研究にばかりつぎ込んでいるので
整った設備からの本人自体は割と生活資金が圧迫され
金欠気味が多いという事態となり
「魔光」での材料として、ハンターの報奨金としても
ハンター稼業に精を出さざる得ない状況でもある。
 よくレイヴァン邸やサクラメントの喫茶店を訪れる度に
食事をねだる事が多い。

「義父、先代ヘルシング」
 ジェームズ=ヴァン=ヘルシング。
養父のジェームズとは爺さんと孫くらい歳が離れてはいるが
いい加減かつ性格が似通っているせいか気が合い
口の悪い悪友と言った具合の血縁かと見間違える程の仲。
 年老いても尚ガタイが良く若々しいたずら気質な性格故か
「儂の老後の金が減る」という思惑からの試練という名の思いつきで
キャロルの研究資金を制限した張本人なので
彼女に顔を合わせる度に「愛しの娘が面拝ませてやって来たぜ 小遣いくれ親父」
と娘として恨みがましく金をせびられている。

 基本的に放任主義でキャロルに家督を譲った後は悠々自適の隠居状態。
若い頃は魔器を操る強力な魂からによる高名なハンター。
戦闘での功績においてはヘルシング歴代最高と言われ
吸血鬼の中でも最高位である「侯爵」級の一人を倒す偉業を成し遂げた為に
名誉騎士号の称号を与えられている。
が、ヘルシングの研究分野や「魔器」製造などは興味が無く不得手だったので
今は亡き彼の親がそれらを担当し、又生前は幼いキャロルにその技術を継承した。




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