「VAMPIREーLINE:-ヴァンパイア ライン」

 強大な魔力で人を襲い血を糧とするため畏怖される吸血鬼。
 吸血鬼の忌子であるダンピールのレイヴァンは
 過去に彼に助けられ、相棒となる為ハンターとなったキャロルと共に吸血鬼を狩る。

    【作品傾向】超常現象を起こす吸血鬼の魔力。銃や武器など。

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 ・レイヴァン  / picture log》 ← ※【前ページのイラスト置き場以外の描いたものなど】  人間と吸血鬼の元に生まれたダンピール。その強大な力を人を護る為に遣う。 

 ・キャロル=ヴァレンタイン=ヴァン=ヘルシング五世  / picture log》 ヘルシングを受継ぐ少女。ある理由によりレイヴァンの相棒を名乗る。

 ・カーミラ  / picture log》 人の側に立つ事を公言している有名な吸血鬼。レイヴァンの主人として彼を導く。

 ・老執事  / picture log》 カーミラの命の下レイヴァンに仕える。剣を扱う朗らかな老人。

 ・リヴィエール  / picture log》 吸血鬼にとって殊更希少な血液を持つ少女。吸血鬼への最上の贄とも。無感情でありカーミラに仕える。
 
 ・フラワルド  / picture log》 対吸血鬼機関の教会に所属する男。強力な力を有すも狂人とされている。

 ・ロザリア=スカーレス  / picture log》 フラワルドを率いる女隊長。現在は吸血鬼との闘いの後遺症で戦えはしないも苛烈かつ吸血鬼への攻勢は絶対である。

 ・フランソワーズ  / picture log》 リヴィエールと同じく希少な血を持ち現在は教会属する少女。喜の感情しか表さなく現在は教会が保有している。

 ・サクラメント  / picture log》 寂れた喫茶店のウェイトレスの女性。造り物の様な銀髪や褐色の容姿を持ち、裏で吸血鬼の情報屋を営む。調査担当。

 ・喫茶店の店長 寂れた喫茶店の中年の店長。サクラメントの相棒であり情報屋の側面では情報の収集を担当する。  


■設定一覧■

・<世界観>

・<魂>

・<ヴァンパイア戦においての装備>

・<ヴァンパイアハンター協会>

・<エクソシスト>

・<ヴァンパイア>


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<世界観>

 時代は現代、ヴァンパイアの存在が遥か昔から認知され
「ヴァンパイアハンター協会」・「エクソシスト」と専用の事業が展開、
有名なハンターは広く周知されていたりと多く人の関心を集める。
弱点が顕著なのもあり聖水や銀の弾丸などの専用用品も街では豊富に目につく。

 時代の進歩につれ感知システムや情報網、対ヴァンパイアの武装の強化によって
人類の対抗手段も厚くなってはいるが
それでも依然として圧倒的な超常の暴威によって夜を脅かす脅威であり続け
剣と弓の時代から現代の世でも変わらず
毎夜ヴァンパイアと人は戦いを繰り広げている。

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<魂>

 魂の内包量は人間における対ヴァンパイア鬼戦における絶対的な指数。
銀製の武器や教会の祝福効果によって常人でもある程度は対処できるものの
魂が高度な人物とは圧倒的な差が出来る。

 ヴァンパイアへの殺傷能力から受けた魔力の防御力、その外傷での自然治癒の速度に関わり
強力な者程圧倒的なまでにヴァンパイア相手に強者たり得るが
人間社会を送る上ではなんら効果は無く、その片鱗を掴む術は無いので
襲われるまで気付かない者も多い。
人材を見つけ出すのは運が絡み非常に不安定かつ困難。

 ヴァンパイア業界では多数の軍勢よりも
個の魂の強者が重要視される特異な基準な場となっていて
「エクソシスト」はそれが顕著な特殊部隊と言える。

 ・ヴァンパイアの魔力程では無いものの魂も性質に違いを持つ。
  多少型によって変化はあれど高レベル程攻撃力・防御力共に平均的に高い。

 <伝達型>
  剣などの白兵武器に魂を伝わらせやすく切れ味・破壊力が増大する。
   大体はこのタイプが多い。

 <内包型>
  身体の内に巡る様なイメージ。余り「伝達型」とは戦闘スタイルは変わらなく
   違いは吸血鬼相手に力で押し返すなどの肉弾戦・力技が通用し防御能力も高い。

 <伝達維持型>
  通常は直接手から離れると魂の効果はとたんに霧散してしまうも
   それが長時間物体内に維持しやすい魂の特質。
   投合武器や弓矢に十分に威力を乗せられる利点がある。
    あまり見られないレアリティであり
   銃弾をばら撒く現代銃火器との親和性が高く
   武器によっては圧倒的な火力を誇る。

 <特殊型>
  それ以外のタイプ。多数の型を合併していたり特殊な事例であったり。
   魂は漠然とした使用感のイメージなので明確な区分が難しい。

■「魂と鍛錬」
 吸血鬼への魂での殺傷力は
精神状態も大きく関わり、個人の精神の有り方や
魂の威力をより高く安定して発揮する為に集中力も必要となるので
精神修行などと言ったメンタル面の強化も効果的とされる。
 
 元より魂が低い者が飛躍的に魂が増大するという事は無く
個人の先天的な資質に頼る事が非常に大きい。

■「運動能力の必要性」
 殺傷において筋力はそう重要でも無く、魂で力押す様な形になるので
極論を言うと戦闘能力を持たない素養が高いだけの子どもが
ヴァンパイアを倒してしまう事例もありえてしまう。

しかし高位との戦闘ともなると高度な戦闘判断も又重要となり
攻撃の体捌き・回避行動は自身の運動能力次第というのもあるので
ヴァンパイアに挑む者もやはり身体は大事な資本である。

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<ヴァンパイア戦においての装備>

 吸血鬼戦では強度や切れ味、破壊力は魂の高さにより上昇するので
それに施された対ヴァンパイアの特殊加工や
物理的に頑強な鋼よりも魂の伝導率が高いとされる物質製の銀などである事が重要とされる。
 
■「銃器」
 ヴァンパイアの特殊な身体において
「魂の高さ」と弱点こそが最も重要なポイントとなり
戦場での莫大な火力、高い威力を持つ兵器は効果が薄いモノとされてしまう。

 銃器は構造的に魂が伝わりにくいの面もあるも
銀コーティングや祝福儀礼加工が施された弾頭によって
有る程度の威力を保障でき、やはり銃の武器としての性能事態は非常に有利な点なので
魂の少ない者でも安定した戦闘能力を持たせられる。

 アサルトライフル辺りがよく使用され「エクソシスト部隊」やハンターにおいても重要な戦力の要だが
それ以上の兵器の火力となると効果が頭打ちになってしまう。

■「白兵武器」
 弾丸よりも刃モノによる接触面積の方が単純に大きいため効果を与えやすく
魂が大きく関わるこの場において人によってヴァンパイアと対等する力を叩き出すという事で
現代では時代遅れな白兵武器も対吸血鬼の場ではまだまだ重要な優位性を持つ。
 しかし魂の伝達的に有利とは言うも
ある水準まで魂、戦闘術共に高い能力が無ければヴァンパイアに接近戦はかなり危険な行為な為に
やはり通常よく見られるのは安全性がまだ高い銃器がメイン。
大抵白兵武器を使う者は高い魂の素養を持ち、かつ闘い慣れた者となる。
 
 肉体訓練・精神修練よりも
対ヴァンパイア仕様のより良い改良を施した武器を使う事によって
戦力増加の手段を獲得し易い。

■「防具」
 コンクリートを削り鉄を両断する魔力などと非常に被害を撒き散らすが
魂の強度や弱点の多さにより衣服に工夫する事で軽減できる。
 実際の戦闘の様に物理的な面を考慮する必要性は薄いので
重いプロテクター類はそう重要では無く、
対吸血鬼用の繊維で編まれた衣服や塗料で対策が取れる。

■「其の他」
 <銀> 
 ヴァンパイア戦において効果が高く魂が伝達しやすいモノとされる物質。
 しかし金銭的問題の為大抵が銀コーティング。
 「パラディン」や個人的に総銀武器を持つ者もいる。

 <祝福儀礼>
 教会独自の対ヴァンパイア技術。
 武器に施され並みの者でもある程度の威力を保障し
 魂が高い者では伝達力も増幅する強力な技術。
 ヴァンパイアや魔力に触れると反発作用により細かい光の火花が発光する。

 <聖水>
 一般にも販売されヴァンパイアが浴びると硫酸の様な症状を齎し
 また魔力の被害を瞬時に沈下する消火剤の用途でも使われる。
 水に教会保有の強力な魂の職人によって魂が籠められ
 対吸血鬼素材である「塩」等を混ぜる事により効力を霧散させずに長期に維持させている。
 高価な仕様の聖水ともなると銀の粉末が使われる。
 
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<ヴァンパイアハンター協会>

 ヴァンパイアの事案は常に多く「エクソシスト」だけでは回らない為に
一般から募りヴァンパイアの討伐に報酬を掛けている機関。

 ハンター協会に提供された依頼や救助要請を受け
迅速に掃討させるのが主な役割。
それ以外のヴァンパイアの遭遇、根城の情報については
自らのツテ次第となり別口で「情報屋」なりと調べる必要がある。

■「ハンター」
 銃器で武装しチームを組む傭兵的な者、魂が高い者、独自の技術を持つ者と
「エクソシスト」とは又違い統一感が無く実力もムラが多い
雑多な技能の人々が在籍する。
 換金方法も簡易で報奨金も高額な為に一攫千金目指す者たちが多いも
やはり危険が多くヴァンパイアの力の前に力尽きる事例も多発している。

 協会からの情報では大抵身入り少ない「使い魔」のケースが多い為に
安定した金銭を期待できるヴァンパイアに遭遇する為情報屋を頼る者も多い。
 
■「吸血鬼退治の流れ」
 協会のサポートでは
「索敵レーダーの探知」か「協会に持ちこまれた依頼・又は救助要請」の範囲のみなので
それ以外に多く潜伏し存在するヴァンパイアを突きとめるには
ハンター自身による追求が必要となり
それを補う「情報屋」は大事な稼ぎ場所の生命線。

 根城や出現テリトリーなどの攻め込む事に関しては
知能があり神出鬼没なヴァンパイア相手では把握が難しく
積極的に吸血鬼を発見するすべの獲得もハンターの手腕でもある。

■「換金」
 「核」という吸血鬼内部にある小さい結晶体で
ある程度の情報が得られそれに応じて報酬が支払われる。
 吸血鬼の良く知られる弱点である「中心を杭でさす」際に言われる弱点で
戦闘中に狙うのは小さすぎ、通常は身体を削っていきトドメで潰すのが常套手段。

 「エクソシスト」とは違い手段や方法も各自自由な故に
個人の能力で吸血鬼との遭遇と稼ぎが明確に違いが出る仕事。

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<エクソシスト>

 教会所属の代表的なヴァンパイアの害から市民を護って来た組織で
何世紀も前から甲冑と剣、弓矢を持ち闘ってきた古い歴史と
「聖水」や「祝福儀礼加工」等の対ヴァンパイアの技術を持つ。

 現在は軍事的要素の強い特殊部隊となり
ヴァンパイアの情報を多く保持し、殆んどのヴァンパイアの事案を請け負う。
毎夜市民の救助、避難からヴァンパイアの掃討と多岐に活動する。

■「エクソシスト部隊」
 白いミリタリー装備に身を包んだ特殊部隊。
教会の技術効果が施された装備と訓練された連携により
安定した高い火力を誇る。
主にレーダー感知に掛ったヴァンパイアの下に駆けつける防衛主体。

 しかし高位のヴァンパイアには及ば無い為に
「パラディン」到着までに場を持たせたりと多忙を極める。

■「パラディン」
 魂の内包量において高水準の力を持つ者を集めた白い服の精鋭部隊。
数と銃による「エクソシスト」部隊では
太刀打ち出来ない強力な吸血鬼の討伐を
単体で任される程の力を持つ者が指名され、
僅か数十名のみと非常に貴重で少なく、多くの重大な吸血鬼の事案を任されている。

 吸血鬼の情報が多く舞い込み
特に高位のヴァンパイアの相手や根城やテリトリーを攻める攻勢主体。

 <パラディンの武装>(クリックで画像へ飛べます)
  「エクソシスト」部隊は祝福儀礼が施されたプロテクター等を装備しているが
 既に「パラディン」の魂の防御能力の方が優れている為に
 魂を廻らせ易い教会独自技術「聖衣」で造られた軽装の制服と
 武器については念入りに祝福儀礼が施された高価かつ強力な総銀性の武器が支給される。

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<ヴァンパイア>

■「ヴァンパイア」
 人の生き血を啜り古来より人と対立し畏怖されてきた存在。
人の姿を取ってるが姿は縛られず
「核」から発生される「血の液体の様な得体の知れない何か」通称゛魔素゛によって構成され
確かな肉体を持たなく、様々な形に変じる不定形の怪異。
 吸血の必要や様々な弱点があるものの
驚異的な不死性や変身能力、催眠術、魔力により畏れられ
「男爵」「伯爵」「侯爵」との階級に分けられている。
気位の高い性格が多いため人間だけでは無く同族との争いも絶え無い。

 強力な個体が多いが大原則として
日中の行動不可等の絶対の弱点があるので
ある程度対処が可能。
 時代が現代になるに連れての様々な品物の流通や開発により
弱点も更に判明・発見しつつもある
 がその特異性によって強力な現代兵器をいくらつぎ込んでも対処できる存在では無く
有力な手は強力な魂を持つ個人という
非常に安定性が無い要素が絡むので
時代が進もうと依然吸血鬼への脅威は収まらないままである。
その身を存続させ続けるには人間への吸血が不可欠であり
人間に対しての古来よりの敵対者である。

 <侯爵>
   最高位のヴァンパイアであり数も数体と限られている強力な者で
 一国を警戒態勢にさせる程の危険度を持つ。
  「男爵」「伯爵」を従え一つの勢力を築いている事が多い。
 「侯爵」級同士常に命を牽制し合っているせいか滅多に姿を現さない。
 人間で倒せた者はヘルシング家の者や昔の高名なパラディンの者等ごく数人と非常に稀。

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<生活>
  基本的に衣食住に縛られない超常の存在だが
個々に生活に拘りを持つ吸血鬼も一定数存在し、
世の市場は密かに吸血鬼の影響も多少なりともあると噂されている。

  味覚:血こそが吸血鬼の唯一存在の維持足り得る物だが
      人間的な味覚も有し、身に何一つ影響を及ぼさないものの
      味を楽しむ為に食べる吸血鬼も稀には居る。
       しかし血は吸血鬼にとってなにより多彩かつ優位な味なので
      およそ血以上の食物は存在せず、敢えて採る必要性は限りなく薄い。

       血を介して生命力を取り込み糧としているので
      輸血パック等では意味が無く、吸血に必要な血液量もそう大量に必要という訳では無い。
 
  衣服:吸血鬼の魔力の一端。
      吸血鬼の操る破壊的な力や形成する武器の様に
      その装束も又自身の力を編み上げた物。
       己に流れる魔力の性質を表現しているともされるので
      能力を制限していたり、力の段階を引き上げたりする場合は
      装束の意匠の変化のみならず外見年齢も変わる種も存在する。

      形状もある程度自由が利くので
      基本的に衣服や化粧など自前でどうとでもなるが
      あえて金銭を払い人間の衣装に袖を通す吸血鬼も少なからず居る。
         

■「半ヴァンパイア」
 ヴァンパイアに血と魂を吸い取られ
魔力を流し込まれた吸血鬼に隷属する者。
人の身を超えた身体能力に魔力を持つ等人外的な能力を持つ。
 肉体的には死んでいるのと同義であり
肉体に依存している為に物理的な手段が効き、吸血鬼比べれば不死性は劣る。
能力は人であった時の魂や精神の資質により変動する。

 ■「吸血」
 ヴァンパイアがその身を保つための唯一の食事。
血と共に魂を吸い取るため肉体から離れた血液では意味を為さない。
血の種類、魂、恐怖や畏怖の感情によって味が異なる。

 <魂>
  ヴァンパイアが重要視する先天的な人間の資質。
 上質な魂の宿主はヴァンパイアに対抗しうる力を持つと同時に格別な食材ともなる。
  
 <精神>
  心の感情等。
 強い意志、信仰などは「魂」との相乗効果で対吸血鬼に有効に働くとされる。
 より強い感情程味が高まるため吸血鬼はよく人の恐怖を煽る。
 
 <血>
  血液型であり最も解りやすい肉体での資質の部分。
 希少な稀血の中でも通称「至高の血」と呼ばれる血は吸血鬼を惑わせ求めたがられる。



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