ローズマリー=G=ゴルディオ(18)   picture log》

身長:154㎝

特技:独自の大剣術。
   サバイバル術。
   礼儀作法。
   魔物生物学。
      
趣味:休日を使っての魔物の生態調査。
   自身が取集した魔物の情報のレポート化。

好き:魔物(特に竜種)。図書館。洗練された都会的な場。
   森。デザート。肉料理(特に竜肉)。
   
嫌い:対人での諍い。非都会的な文明。

日常護身用武器:大剣


<用語説明>

●「黒鉄騎士団」

●大剣・鎧・武装設定

●ハンター


「概要」

 帝国の命の下魔物を掃討する「黒鉄騎士団」に18歳で入隊した少女。
華奢な体からは考えられない程の筋力や柔軟なバネを秘め
騎士団規定での大剣・重甲冑を軽く扱いこなす
完璧とも言える肉体の資質の持ち主。
騎士団としては入隊したばかりでの新米ではあるが
入団前よりの既に並外れた魔物狩りへの技術を持ち頭角を現して行く。


 外見上は品性を感じさせる美しい顔立ちと金髪金眼の目を引く女性だが
敬語な言葉使いとは裏腹に
年上・身分問わず誰に対しても謙る気も無い頑強さと
己のぺースを保つ淡々とした動じない冷静さを備え
頼りない隊長のロイを引き摺り回し戦場を駆け巡る。
 特殊な環境での生活を送ってきたせいか
独自の価値観に自然を逞しく生き抜くサバイバル能力を持ち
世俗的な常識にひどく疎い所や
他者への振る舞いや心情の読み取り方なども
人より多少ズレている面が多々ある。


 魔物への探求に深い興味を示しその為に騎士団に入った節があり、
元は民間の魔物掃討組織「ハンター」として活動していたらしく
昔出会ったと言う文献のみにしか存在が見られなかった
空想上とされた魔物、通称「幻獣」と再びまみえるのを生涯の夢としている。


 厳しい自然の環境と獰猛な魔物を相手に渡り合う術を持つ
生粋の狩り人として隊と共に魔物と切り結んで行く事となる。

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「性格」
 溢れる才気と特異な経験によっての類稀とも言える強さを持つ為か
独断先行な部分も多々あり
自身の信条の下に行動するので協調性はある方とは言えない。
 しかし゛人より魔物の方が遥かに強大な生命体゛として
人間の限界と魔物の種としての格たる差を実感しており、
概ね合理的な思考の下行動するのもあってか魔物に対抗する為に
゛人の闘い方゛として他者との連携もそれ程否定的でも無い。
 他者に対し多少不愛想にも見えはするが
人の感情の機敏に気付かず率直に話す場合が多く、
場合によっては素直に賞賛したり
有力な能力を持つ者へは割と尊重する動きを見せるので
良くも悪くも正直な性格と言える。
 
ローズマリーという名前は可愛らしい響きなせいもあり
野性的かつ合理的な判断な下、相手に侮れない様に常に警戒している為か
堅そうな趣きのあるゴルディオで通そうとする。


「趣向」
 普段の護身用の携帯武器にも日常的に大剣を選び
外出する時では飾り気の無い魔物革製での頑丈かつ機能的な面を重視、
自宅にはハンター時代に使っていた数種類の鎧・大剣や
大量の魔物に関する蔵書、自身で狩った剥製を飾っていたりと変人染みている。
趣味で暇さえあれば魔物の観察の為に棲息地域へサバイバルを敢行しての
優れた採取・狩猟技術によって安全に生存する事もでき
自身で狩った魔物肉の丸焼きを好んだりと所々にワイルドな面に溢れる。

 反して落ち着くならば図書館や洗練された都市機能が充実した格式高い場所や
食事もデザート等の複雑な調理工程挟んだモノ、
外へ出ない自宅待機時での私服では
品があり清楚な衣類を自然と着こなしていたりと
野性味溢れる平時とは違い、
文化的な環境での生活を好んでいて
休養の時は一転した装いを見せる。(その概ねの理由は:「ゴルディオ施設と禁足地」にて)


「対人での価値観」 
 明らかに価値観が魔物>人間な所が見られ
魔物との関わりや闘いを好み、反面人間相手となると反応は薄く
他者との優劣や争い事といったモノには全く関心を示さない。
 まず自身から他者に攻撃的につっかかる事は無いが
敵意を向けられ害された場合は
独自の死生観により生死は気にも止めず手加減は微塵もない行動を取る。
 

「魔物への探求心」
 魔物を究明し、闘い倒す事を何よりの目的としており
魔物の生態ともなると意欲的かつ好奇心が高く
討伐上でも専門家と言える程の知識を備えているが
それ以上に糞を平然と調べ状態を把握したり
モンスターの言動や力強さ、雄々しさを
普段の冷静な態度とは少し外れた興奮混じりに観察したりと
学者肌気質の魔物に魅せられた故の探求ぶりを発揮している。

 
 魔物に関する書籍の収集や、
自身での探求した知識を纏める為に
紙面へ描き起こす事を趣味とし
以前はハンターとして活動をしてきており
その能力によってある程度名が知られていた。


「戦闘技術」
 ローズマリーの過去の一端である
ある過去によって身に着けた技術。 
過酷な自然環境や危険な魔物への対抗手段として適応していった
匂いでの気配の察知や索敵・痕跡追跡・気配を消しての行動などの
もはや野生生物に近い研ぎ澄まされた五感と身のこなしを持つ。
 相対する者に魔物の如き殺気をも感じさせる
魔物への深い理解からくる高い対応能力と
過酷な環境においても
鋭敏な感覚で自然の兆候を察知しての
並外れた適応力がある。

 そして身体能力が並み外れて高く、恵まれた肉体の資質を持ち
重い鎧を纏いながらの俊敏な機動性、
剣術も師より鍛えられたという剣術を下地に
魔物の動きを観察し学び取った末の
もはや独自のセンスが主体の戦闘スタイルに改良がなされており
新米でロイ隊での戦闘の花形、メインアタッカーを任される。

 <剣術:補足>(2018/5/7:追加)
 魔物の動きを観察した末の剣術から身のこなし、
更に五感に到るまで模倣された特異な技能。

 当然魔物と人間は肉体構造から違うので
単にその動きを見たまま真似るというだけでは無く、
魔物の機敏さや堅牢な体、攻撃の重さなどを
武器と剣術を用いての斬撃や剣でのいなし方で
人の身に魔物の在り方を落とし込み再現した゛技術゛であり、
又それは呼吸や精神の機敏といった
肉体の内面やメンタルレベルにまで及んでいる。
 ローズマリーの幼少期からの
魔物との生死の果ての末の「観察」により可能とされ
もはや人が武器を用いた剣術というよりは
一個体の魔物と闘っていると錯覚させる程の剣術へと変じている。
 動物の感情を大まかに理解したり野生特有の予兆への感受性も人並を外れていたりと
狩人というより魔物そのものに近しいと言える一つの極致とも。

 
「対人戦」
 対人戦においてもその異質な戦闘スタイルは
十分に脅威ともなるが魔物特化な為か
一流とも言える高度な剣技に対しては翻弄され不得手となってしまう。
 

「謎多い出生」
 その高い能力の裏にはローズマリーから時たま語る「師」の存在が見受けられ
正体は彼女自身も実は要領を得てい無く、力に固執する者という事が伺えるのみで
それにつき野生生物を彷彿とさせる自然への高い適応能力から
一転しての高度な教育を受けたとされる作法を備えているローズマリーという存在は
他者からは謎多い存在となっている。
 











<用語説明>

●裏設定(魔物因子説明)



■「ローズマリー過去編:ゴルディオの子ども達」※設定ネタバレ要素

 帝国が情報規制している
一般より高い身体の力を持つ者の原因
魔物の因子を究明する
存在が秘匿されている因子研究機関「ゴルディオ」の下生まれた出自を持つ
通称「ゴルディオの子ども達」。

 力への強い執着を持つ帝王グランヴァース=G=ゴルディオールが
高い肉体の資質を持つ「魔物の因子持ちがどこまで強くなれるか」
という力への偏執的な問いかけが主な理由らしく
帝国の保有する因子の文献を元に自ら主導の下発足した極秘裏な機関。
 より高い因子持ちを意図的に誕生させる事への究明や
高度な訓練を施し性能を開化させる目論みが成され、
帝王自らも高い因子と魔物狩りの覇王との異名を持つ為に
子ども達に手づから訓練を施してはいたが
己の帝王としての出自は一切明かしては居なかった。
 12歳程度になるとG=ゴルディオの名を与えられ
あとは自らの力のみで力を探求する事として
厳しい難所へほおり出され、生き残る確率も少ない。


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「ゴルディオの最終試練とその後の来歴」
 ローズマリーの場合は禁足地として
高位の数多くの魔物が棲息する魔境とも評される深い樹海に送られ、
最低限の装備でただ一人という死んでもおかしく無い環境の中で
高い因子の賜物か
自然と魔物の脅威の中で適応し生き延び続けた。
 凶暴な魔物相手にも生態や習性を観察する事で
対処法や身のこなしが「ゴルディオ」より習った技術・剣術を下地に
より練磨され生存する力を獲得していく。
 そして当時、その森で伝承でしか見られない「幻獣」とも言われる魔物と遭遇しており
圧倒的な生物としての格を刻みつけられ、彼女の行動の起点ともなる体験をする。
 迷いの森とも言える広大な難所から2年をかけようやく生還を果たし
その後は魔物の探求の為にハンターとして、
そして黒鉄騎士団に入隊後の式典で皇帝として立つ己の師の正体を知る事となる。


「ゴルディオ施設と禁足地」
 戦闘訓練だけでは無く高度な教育も「ゴルディオ」で受けており
帝王直下の教育な為に堂の入った気品が感じられ
必要であれば高度な礼儀作法も扱えるという
高い知性と教養を備えているが
その後禁足地での魔物との生きるか死ぬかの生活を送ってきたので
所々無茶苦茶というか野性味と知性が混合した雰囲気が特徴とも言える。
 
 過酷なサバイバルをも耐えれるが
基本は生まれ育ったゴルディオでの環境準拠での格式高い生活水準を好んでいる。

 又、魔物の生存競争の中を掻い潜って来た為か
自身の生存の為には人間であろうと敵対者の命を奪う事に躊躇が無く、
狩りの場合においても自身も一つの弱肉強食の一部であり
喰う喰われるも当然の自然の節理としての他者とは遠い死生観も
禁足地での経験によって培われている。


「試練の末」
 禁足地で多くの魔物を観察しその中で生き抜いてきたせいか
人間とは逆に動物の機敏には察しやすく、
その感性こそが魔物と戦うセンスに繋がっていて
同時に動物にはローズマリーの発する魔物寄りの気配によって
同種と認識されてしまっている様で警戒心を持たれにくい。
 生来からの教育と極限地より生還した「ゴルディオ」は
非凡な能力を開花するケースが顕著となる。

 

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