「黒鉄騎士団」
生体鉄が豊富な魔物から脅威に晒されると共に
得られた鉄の恩恵により発展していく帝国の命の下
魔物掃討部隊「黒鉄騎士団」は幾多の魔物へと挑んで行く。
【作品傾向】魔物と中世的世界観+鉄の豊富さにより鉄主体の文明。
重甲冑・大剣装備によっての魔物討伐中心。
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・ローズマリー=G=ゴルディオ / 《picture log》 ← ※【前ページのイラスト置き場以外の描いたものなど】 気鋭の才に溢れる少女。魔物に深い興味を持ち隊長であるロイを引きずり回す
・ロイ=エバンズ / 《picture log》 ローズマリーなどを束ねる隊の隊長なものの頼りない男。平凡ながら気の良さに隊の中心人物とも。
・グラーク=バルム=ゴルゴンゾアー三世 / 《picture log》 隊の武器甲冑など製造する工房班。とある有名な名家出身で確かに天才ではあるも常識が無い偏屈な女性。
・ヴィクトール=ベルム / 《picture log》 あらゆる才に溢れるが謎が多い男。この隊の戦略などを務める。
・ルーナ=ルボルエッティ / 《picture log》 二mを越える巨体の女性。気弱だがその戦闘能力は非常に高い。
・ルノ=G=ゴルディオ / 《picture log》 ローズマリーの姉を名乗る機密部隊に属する女性。高い技巧と知性を持つ才女。
■一覧■
・<世界観設定>
・<補足>
・<各組織など>
■黒鉄騎士団
■白鉄騎士団
■諜報部隊
■ゴルディール銀竜騎士団
■鉄鋼術師
■工房班
■ハンター
・<武装設定>
・<裏設定:因子>
<戻る>
「概要」
魔物から採取される豊富な鉄によって精鉄技術が発達し
多種多様の鉄が蔓延する世界。
建造物や硬貨・日用品にも鉄がふんだんに使われ
鉄の性質の探求によっての中世的な世界観にしては技術促進が多岐に促されてもいる。
「鋼鉄の帝都」とも言われる帝国「ゴルディール」よりグランヴァース=G=ゴルディオール皇帝が統治する
魔物掃討騎士団「黒鉄の騎士団」がメインのストーリー。
魔物の鱗や牙・爪には特に豊富に鉄分が含まれ
それを製錬する事で武器や資材に転用できる。
山で採れる一般的な鉱石よりも
魔物の生体鉄の方が鉄としてより高品質であり
バリエーションが多く強靭。様々な強い色味へも発色している特性も持つ。
それにより鉄に関する様々な産業が盛んになっており
魔物鉄の価値が何より着目され
帝国の鉄の入手要因かつ魔物の害を鎮圧する「黒鉄騎士団」や
「ハンター」と言われる魔物を狩る者達と
魔物狩りへ携わる職も多く存在している。
鉄の区分によりランクが設けられ
上位の魔物程一般の鋼を遥かに超える桁外れの強度、性質を発揮し
他方の技術の転用や話題性も高い。
魔物による組織構造の違いで精鉄方も大きく変わり
それを探求・解明する「鉄鋼術師」の存在も大きい。
「魔物」
通常の動物との違いは鉄が抽出出来る程の
多くの生体鉄を含むかどうかで区分される。
鱗や皮膚などや骨格にまで鉄分が豊富な為に
往々にして頑強で生半可な鉄の武器では太刀打ちし辛く
その鉄を含んだ体を動かす為の筋量も圧倒的。
被害も大きいが魔物を狩り
鉄や革を膨大に得られる事で人類に多くの恩恵も与えている。
国家の争いより高位の魔物が住まう縄張りの領域が
領土を拡大する上で非常に手を焼かされる難点であり
主である強力な魔物を討伐する事で領土を得るという事例も多い。
より多くの領土を治める国家は
それだけ多種多様な魔物が棲息する地を保有している事となり
ひいては国を支える豊富な鉄材を手にするのにも繋がる。
又、魔物からの庇護を求める為
より強力な軍事力を持つ国家に就くという領地も多い。
「グランヴァース=G=ゴルディオール皇帝」
力こそを何よりも愛し尊重する絶対的な価値観を持つ。
初代皇帝も魔物狩りで国を切り開いた伝説を持ち
自身も又鍛え上げ、魔物との闘いに前線で明け暮れ武名を誇り
高位の騎士にも引けを取ら無い高い戦闘能力を有する。
頑強かつ豪快な性格をしており
独自の強引な力への理屈の下ある程度の論理観は気にも止め無い為に
良くも悪くもその御し切れ無さで人を引き付けるカリスマ性がある。
強さに対して貪欲とも言える程探求心が激しく
各騎士団の体制や軍事、様々な研究機関など力を入れ込んでいる。
「通貨」
金の様な美しさと入手の困難さからの高い価値、
そして頑強な剛性で高品質の武装にも扱われる鉄のゴーゴン金鋼貨、
同様に銀に似た鉄よりのミスリア銀鋼貨、
鋼の鉄鋼貨が流通し、
どれも鉱脈からでは無く希少な魔物が発掘元。
主要通貨なので主な棲息地は帝国によって規制が敷かれているが
特に金鋼貨は一体で一攫千金な為に規制外地域でのこの魔物狙いの
「ハンター」もおりまさに「生きた金脈」である。
こういう重要な採掘の生業も何より武力が必要となる為に
黒鉄騎士団の任務によって採取されている。
この世界では山から取れる本物の金や銀は
上記の鋼の下位互換という印象な為に対して価値は低く、
しかし美しくはあるので装飾などに使われる事が多い。
<各組織など>
「黒鉄(くろがね)騎士団」
帝国の下に活動する
高水準かつ統一された規格による黒の大剣・重鎧で武装し、
洗練された組織化が成された対魔物戦への少数精鋭の専門兵団。
その基本武装から常人では着用すら危うい重装備を扱うのが前提な為に
選定試験が設けられ゛素養゛(下記<裏設定>)が認められる者にしか入団出来ない。
騎士団の練兵所にて魔物へ対抗する術である
¨黒鉄騎士団式¨の剣術を修練し、
工房班による鉄の知の結晶である黒の大剣・鎧を身に纏い
魔物を打ち倒す黒鉄の騎士として帝国の名の下に任務をこなしていく。
銀竜騎士団では゛軍事行動゛として魔物への任務があるが
黒鉄騎士団の場合では主に工房班の鉄の究明の為の
゛鉄を獲得する゛部隊という面も請け負っており、
それと共に銀竜騎士団では手に負えない
高位の魔物を少数精鋭で対処する役割も請け負っている。
領土の拡大には他国の人間との争いよりも
その地に棲息する魔物による問題の面が遥かに大きく、
各地の安全を保つ掃討部隊としての役割や
鉄を獲得する鉄材確保要因としての面と
黒鉄騎士団の重要度は大きく危険も非常に高い。
・黒鉄騎士団式制服 !(2018/4/22:マント設定追加)
「白鉄(しろがね)騎士団」
帝国直下の対人専門部隊。
難度の高い対人戦闘における案件などを担当する騎士団で
黒鉄騎士団同様の少数精鋭による戦闘部隊であり
超重量の武装設計が成された
白亜の魔物鉄の重甲冑が特徴。
格闘術・剣術・槍術・弓術と多用な対人への状況に即した
¨白鉄騎士団式¨による戦闘術の練兵が成されており
魔物のみを相手にする黒鉄騎士団とは大きく性質が違っている。
対人特化の戦闘技術と武装で
銀竜騎士団では手に負えない危険人物の処理や
不正を働いた騎士・高位ハンターを捕縛するのも彼らの仕事である。
「諜報部隊」
秘密裏に王の為に情報収集・暗躍を行い
国の機密にも深く接っする特殊な部隊。
対象問わず案件を立ち回る為
専門内でしか行動出来ない各騎士団とは違い
¨黒鉄騎士団式¨・¨白鉄騎士団式¨の技術を修め
対人・対魔物双方へ幅広く行動出来る構成となっている。
あまり存在は表には出ず裏での隠密的行動を請け負う。
騎士団同様高性能の重鎧を支給され
カーキー色の高位の魔物鉄の装甲を身に纏う。
取り回しの良い片手剣を基本装備としてからの
状況に合わせた各種道具を扱い分け、騎士団とはまた違った
主に単独・少数での諜報任務が主となる部隊の特殊性故に
鉄弓では無く遠距離・精密射撃に着目しての銃が使用され
ミリタリー的思索が施された武装設計が成されている。
「ゴルディール銀竜騎士団」
帝都の概ねの軍事行動を担うメインの騎士団であり
物量での多勢によって都の警護から魔物への防衛などと
魔物・対人双方の変事へ対応している。
そして高位で難度が高い魔物や魔物鉄で武装した人間相手では
より状況に即した専門的な攻略の方が有利となる為に
各方面へ特化した技術と超重量の武装設計が施された
少数特化による専門部隊として
「黒鉄騎士団」・「白鉄騎士団」が備え、
帝都「ゴルディール」として
強靭な魔物へ対抗する為厚い軍備を備えている。
゛ゴルディール式゛と呼ばれる
集団戦闘による一糸乱れぬ連携によっての
対魔物・対人との戦闘へ対応できる戦闘技術が特徴。
「因子」(下記<裏設定>)での選定は設けては居なく
武装は双方の戦場へ柔軟に対応する為にも
相応の訓練を積めば概ね装着可能な設計がなされた
銀の魔物鉄によるフルプレートメイルが使用されている。
それとは別に突出した戦果を上げた者には
専用の重鎧を拝領され
「因子」持ちの名のある騎士も多数存在している。
「鉄鋼(てっこう)術師」
魔物の素材から鉄を精鉄する事を生業とする職業であり
鉄の性質を探求する学者。
鉄主体のこの世界で鉄鋼術師の貢献は大きく
技術発展に大きく貢献する有名な職種である。
魔物によって革や鱗からと精鉄法が魔物によって多彩で
高レベルの素材となるとかなり難解となる為に
それらを精製する技術を持つ者は欠かせない存在となる。
精製方法を知らなければ
いくら高位の魔物の素材を手に入れても鉄材として使う事は出来ないので
難解な素材を精製できるレシピを発見した鉄鋼術師は
注目度も高く重宝されている。
「工房班」
帝国直属の鉄鋼術及び鍛冶技術の最先端の研究機関であり工廠。
帝国の下で鉄の探求の為日夜研究し
騎士団が持ち帰った魔物の素材の精製法を探り出し、
その鉄を利用した鉄鋼技術の発展を絶えず模索し続けている。
帝国が誇る鉄に関する全ての英知を集結させた知の結晶。
国が扱う鉄製品の製造は元より
黒鉄・白鉄・銀竜騎士団や諜報部隊と
主要な部隊の武装の製作を一手に担い
鉄の精鉄から武器甲冑の構造の製作・整備などと
゛精鉄゛から゛鍛冶゛まで全ての工程を組織内で管理し幅広く追及していっている。
又、黒鉄騎士団が狩猟時での
討伐した魔物の解体と運搬も担当したりと
黒鉄騎士団と連携した部署であり、
あらゆる裏方を勤め上げもしている。
「ハンター」
帝国の下魔物を狩る「黒鋼騎士団」とは別に
「ハンター組合」の仲介によって魔物を狩る者達。
規格に従った武装と規律によって構成された騎士団とは違い
各々の手段・武装・構成と自由に立ち回れる気風が特徴。
人々の個人的な魔物素材の調達や
魔物による被害などと数々の「依頼」からの
報酬によって生計を立てる。
又、狩った魔物の素材の扱いも一任され
一般的に生活する分ならば用途が薄く売りに出すくらいだが
ハンターにとっては武具に絡む重要な要素であり
武具の値段の大半は入手困難な魔物鉄の調達代でもあるので
その問題をハンター自身が素材を提供する事によって
価格的にも入手的にも解決している為か
ハンターにおいての魔物の素材の存在価値は他の職より非常に高く
より強力な魔物に対抗する為の武装の資材やその魔物を討ち取ったという強さの拍付け、
そして単純に稼ぎに直結している要素でもある。
魔物鉄による鉄材の獲得がハンターか騎士団に委ねられており
その数々の鉄の恩恵によって発展に大きく関わっている為か
ハンターも又重要な役割となる。
<武装設定>
「黒鉄騎士団式大剣」
黒鉄騎士団に配備される武装一式に使われる素材として
クロロフィールと呼ばれる黒い光沢を放つ魔物鉄より製造された大剣。
巨体かつ剛力が常な魔物を相手にする為に
大質量の大剣を標準装備としている。
大剣特有の重量と質量で押し切る形を想定していて
鋼鉄の様に固い魔物相手でも存分に切り込め、
刃が通らない対象でも刃先にも厚みを持たせている為に
剣の衝撃による鱗の破壊や内部損傷によっての撲殺も行える。
長い刀身は巨躯な魔物に対しより深部へと致命打を与え、
更に肉厚の身幅は盾代わりとしての機能も備える設計であり
槍と盾の特色を大剣一つに纏め
多用な魔物を相手に出来る多面性を持つ。
<・世界観補足「大剣の認知度」>
この世界において゛因子゛の関係上
大型の武器はあまり非現実的な武装とも言え無く
対魔物武装の一つとして上げられる武器の一つとして台頭している。
魔物との戦いにおいて概ね強靭な巨躯の獣との戦いが想定され
槍に近い深部へ傷を負わせる長大さ、
重く鋭い攻撃を防御する為の盾としての身幅の広さ
そして鱗や厚い剛毛をも貫通させる衝撃力を伴った重さと
大型種において必要な素養を一纏めにした性能を併せ持つ利点により
大剣という武器は対魔物様の武器として名高い。
当然槍自体も大剣以上の
リーチや刺突力は魔物戦においても優位であり
他のそれぞれ武器も大剣よりも武器事に特化した利点もあるが
大剣はそれ一つで多くの機能を兼任する素養を持つ為に
この世界では対魔物用武器と言えば大剣という認知度は高い
対人においても強靭な鎧相手へも有効打とも言える威力を叩き出せるも
やや人間相手へは過剰とも言え、
市街地戦での想定で携帯性や軽さが求められおり
こちらの面ではあまり人気が無い。
。
「黒鉄騎士団式鎧」
一般人にはまず歩行する事さえも困難となる
試験を設けての高い肉体レベルを有した戦士にのみ運用できる
クロロフィール製の魔物鉄がふんだんに使用された
黒鋼騎士団の代表的な黒い重鎧。
工房班考案の特別仕様の鎧であり
全身ほぼ隈なく厚く重い装甲が展開された対魔物戦用への特殊武装。
重量相応に機動性は落ちるも
単なる一般の重装備の鎧とは違い計算された工房班独自の構造から
重量バランスが上手く配分され決して動き辛い設計では無く
全身の厚い装甲によって
剛力を誇る魔物相手への衝突や質量差にも怯みにくくなり、
至近距離での組み合いでの接近戦をも耐えられる様設計思想が成され
より戦闘の幅を持たせられた近接の為の強固な防御性能を持つ。
構造上魔物革のスーツ的な下地の上から
装甲を取り付けた形になっている。
「黒鉄騎士団式大鉄弓」
団での対空用武装。
飛行する魔物への落下狙いや隊の後方支援用役が仕様する時もある。
強靭な筋力を持つ騎士団仕様の剛靱な張力を搭載している。
魔物鉄製で厚い鏃の頑強な矢を放ち
硬い鉄分を含む鱗をも貫通する高い威力を誇る。
「工房班式レバーアクションライフル」
工房班が危険な棲息地に赴く際に装備していく武装。
基本的に非力で戦闘能力の無い工房班が
ある程度魔物相手に自衛出来る様にと設計されたモノで
発火性の高い魔物の甲殻を弾薬に。
軽く頑強な魔物鉄によって銃身を成形し
工房班の絶え間ない研究によって開発された
鉄の玉を打ち出す最新鋭の機構を持つまさに銃である。
しかし威力はと言うと頑強な体を持つ魔物相手に対して
狩りのメインを張れる決定打にはなり得無く、
口径の拡大やより高位の魔物鉄の弾丸で威力の増加も見込めるも
コスト面や魔物という巨大な体積や生命力において弾丸の質量よりも
やはり鍛えられた巨大な質量の鋼で斬り付ける大剣や団仕様の弓矢などの方が
まだまだ効果的と言われている。
又装填の面でも工房班の研究による技術の結晶である
レバーアクション方式の採用によって十分に速いとは言えども
対魔物戦での戦闘距離において
圧倒される猛追を前に装填での隙の問題も大きく、
遠距離狙撃にしてもある程度の高位の魔物相手では
その肉質において威力も大きく減退される為に
防備を固め武器により絶えず防御・攻撃を連続的に切り返す
戦士としての白兵戦の方が未だ討伐向きと言わざる得なく
まだまだ新しい武器な為に発展途上の武器。
とは言え工房班では魔物は追い払えればいいだけなので
時には特殊な特殊弾頭や魔物除けの道具を併用する事で
魔物への退散能力では銃ならではの
精度や弓より高い遠距離射程の特徴もあり
工房班の戦闘行動内では十分な武装である。
大抵がロングライフル式の長い外観で背負って携帯する
「諜報部隊式剣」
長大な武器を持つ騎士団と比べ
マントに収まる程度の片手・両手持ちも可能なバスタードソードとなっている。
しかし刃先部分は黄色に輝く魔物鉄、刀身は鎧と同じ緑黄色という
別々の鉄を合わせた構造をしており
切れ味と頑強さを鉄の特性によって両立させた特殊な造りとなっている。
刃元の凹凸は武器破壊や頑強な魔物などの物体相手に
対応する部分であり諜報部隊の特殊な任務において
多様性と携帯性を合わせた騎士団よりも特殊な用途の武器となる。
黒鉄騎士団が背中に独自の大剣のマウント部位があるのに対し
こちらは腰のベルトに取り付けての鞘が採用され
目立ちにくい携帯方法を取り、こちらも又魔物鉄製でもある。
その他にも右の腰には同じ構造のダガー
遠距離用の投げナイフも正面のベルトに付けられ
後は任務によって各種道具を取り付けたりと様々。
場合によっては工房班が使う銃も担ぐ事になる。
「諜報部隊式鎧」
カーキー色の魔物鉄による鎧。
騎士団程正面戦闘を行わず、
時には街中で人に紛れる事や身軽に隠密しやすい事を目的としている為に
騎士団同様工房班による最新鋭の鎧ではあるが
装甲が薄めかつ外観も一般の鎧の構造に寄せた様な形となっている。
しかしその分魔物鉄も高ランクの鉄材が使われ
確かな防護性も獲得している。
鎧自体にフードがついていたりと素性を隠す目的や
腕の籠手の内部に隠された飛び出し式の隠し剣に
同様の構造で足の脹脛部にも短刀が装備され(背後に密着状態の敵の足を
踏み抜きの要領で殺傷する場合や蹴りの強化等の緊急用に使われる)
革のベルトによってポーチの増設、重量の軽減とミリタリー様式が見られ
やはり毛色が違った構造コンセプトとなる。
普段は緑色の魔物革のマントも標準装備としていて
一見ではハンターの様な様相となり紛れやすい。
こちらも騎士団のとはまた差異があり
隊の紋章が無く騎士団は布地で構造も独特な武器の通し穴があるのに対し
諜報部隊は通常のマント風になっていたりと
マントにも一般に溶け込む処置が成されている。
<裏設定:因子>
この世界の住人はある程度の才を持つ者が鍛錬を積む事で
程度の差はあれど超重量の武具を扱える程の能力を持つ者が出現する
というのが一般的な認識。
しかし帝国によって秘匿されているが
高い身体能力の個体の原因は
体内に保有する魔物と同様の素養、゛因子゛が要因とされている。
多種多用かつ強靭な魔物程飛びぬけた変異をはたしてはいないも
肉体的素養に魔物同様の作用が働いたヒト科というのが
身体能力の高い人間が誕生する原因とされている。
精鉄によって十分な鉄が得られる程の魔物よりは微量ながらも
因子持ちの人間も同様に生体鉄を有しており、
骨の頑強さや筋力・回復能力などが常人より遥かに優れている。
又、因子保有者特有の筋繊維の高い質によって
人によっては外見上は筋肉が付いてはいなくとも
見た目以上の筋量を備えているケースが多い。
高位の魔物の肉を食したり魔物から傷や毒を受けた、等と要素は多数あるも
何らかの形で魔物の要因を取り込んだ親が子を成し、
その子へ魔物の因子が流入・適合しての
強靭な肉体の資質を発現したとされるというのが有力な説。
流入の度合いによって身体能力の差はあり
一概には言えないが人外な色素が頭髪や目の色彩に現れる程
身体能力が高い傾向にある。
親が既に因子持ちである場合、次世代の遺伝への流入の割合も比較的高めである。
たとえ高い因子を保有したとしても
ある程度の運動をしなければ常人の域にとどまり、
肉体の鍛錬無しにはその因子の素養は開花されない。
黒鉄・白鉄騎士団・諜報部隊は秘密裏にこの¨因子¨に着目しており、
採用訓練での見極めの下
超重量の武装を扱えるか否かを゛因子持ち゛の基準として結成されている。