ルーナ=ルボルエッティ(21)   picture log》

身長:232㎝

特技:白鉄騎士団式対人武術:主に槍・格闘・弓。
    黒鉄騎士団式対魔物武術:大剣(修練途中)
    家事全般。
   
趣味:細かい作業。
    植物の家庭菜園。クッキー作り。

好き:子ども・小動物(しかし体格で怖がられる)。
   女性らしい可愛らしい服(ただし体が大き過ぎて着れた事が無い)
   花。自然。可愛らしいモノ。小さいモノ。

嫌い:目立つ事。自身の巨体。


<用語説明>

●「黒鉄騎士団」

●大剣・鎧・武装設定

●白鉄騎士団



「概要」

 身長二メートルを超える他に並ぶ者は居ない巨体を持つ女性。
巨体の為に180を超えるヴィクトールでさえも見上げざる得無く
ローズマリーでは並ぶともはや子どもと錯覚する程までに。
 232㎝という異常とも言うべき大きさだが
自重に負け無い高い肉体の素質によって十全に体を動かせられ
特に故障もきたさ無い不備の無い巨体はまさに一種の才とも言える。
巨大な骨格と筋肉から引き出される単純な剛力も目を引く特色。

 しかし性格はと言うと臆病で内気すぎるという
巨体により何かしら相手に迷惑をかけてしまう事を気にしており、
大きな身に反した気の小ささで
相手へ無為に圧迫感を与えてしまっていたり
人ごみではかなり目立ってしまうなどで
自身の体へののコンプレックスは大分激しい。
独自文化を持つ集落出身である。
 

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■「来歴」:白鉄騎士団時


 元は「白鉄騎士団」に所属。
この生まれ持った巨体を人の為に役立てたいという事で
故郷を出、帝都へと上がり騎士団へ志願した。

 反則的に大きい体だが
それをモノともせずに支える頑強な骨格・筋力による
高い肉体の資質によっての高い運動能力を備え
武装でも他の団員より一回りも二回りも大きい規格の武具を装着しての
巨体が活かされ、白鉄騎士団内でも目を引く存在となる。
 が、犯罪者相手でも
人相手では体格差故に過剰に傷つけてしまうのを畏れる気遅れや
天性の体で他の白鉄騎士の隊より一際注目を浴び
気位の高い隊長に嫉妬を受けてしまい冷遇されていく。


■「来歴」:黒鉄騎士団転属経緯 

 任務としてある犯罪者を追っていた最中魔物の襲撃を受け
ローズマリーらロイ隊によって救出されるも
一人崖から転落してしまい複雑な難所の中行方不明となる。
二次遭難の可能性と白鉄騎士団では魔物多い地域は捜索不可
と理由を付けられ彼女の隊長からは絶好の機会として見放されるが
ルーナの類稀な体躯に目を付けていたローズマリーが
単独で森の中を捜索に乗り出す事に。

 無事合流できはしたものの、
再び戻るには帰り道が解らない深い難所の森で
魔物の危険もあって帰還に絶望するも
ローズマリーの手馴れたサバイバル技術により
食糧の確保や野営、正確な道どりを発見し
数日彼女と魔物撃退と自然の中で苦しくも未知に触れる様々な体験をし
何とか生還果たした。

 ローズマリーとのサバイバル生活を通して
持て余していた自身のその巨体をも及びきれ無いと感じる
圧倒的な魔物や広大な自然へ関わる黒鉄騎士団へ気持ちが傾き、
隊長も彼女を忌避していた為に
ローズマリーと絶好の壁役の獲得に目敏く動いたヴィクトールの取引の末に
ロイによる謝り倒しによる場の修めによって転属させる事に成功した。
 隊でも気安いロイの下
自由な気風な為に気持ち的に負担が無くなり
黒鉄騎士として新たに活動して行く事になる。


■「来歴」:黒鉄騎士団後

 黒鉄騎士としては初心者だが
そのままでも既に巨体を生かし
魔物に押し負け無い競り合いが出来る貴重枠で
ローズマリーからは自然への適応技術と魔物の知識を、
しかし剣術は彼女の蓄積された観察での直感に依存した
教えるには特異すぎる個人技ともなっているので
ヴィクトールによる対魔物での黒鉄騎士式大剣術を
団の合同訓練と別に「マスター」クラスによる特別指導で教わる。
 元より白銀騎士式対人戦闘術で鍛えた下地があるので
完成された際にはその体躯の下によって発揮される戦力の大きな増強を見込まれている。

 メンタル的にも白鉄騎士団時では人間相手では気おくれがあったものの
魔物相手には遠慮の心配が無くなったのか
十全にぶつかっていける様変化していく。
 街中では大抵巨体故に窮屈な思いをしているのか
狩りでの大自然でのフィールドワークは
大きいこの身も存分に動かせるののもあり
探検・探索に興味を持っていく。


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「性格」
 大きな体に反して気弱な性格であり、おどおどとした口調で口下手。
しかし話をする時は中腰でなるべく目線を合わせよう努力はしている。
 野外に出ると途端に背の大きさから飛びぬけて目立ってしまう為に
恥ずかしさで極力家に居る事が多くなってしまっていて
そのせいか家でも出来る細かい作業やクッキー程度の菓子作りが趣味。

 巨体の存在感により他者からは視覚的にも雰囲気的にも
自然と威圧感を感じてしまい、やはり大抵は避けられる事が多く
ロイ隊に配属した隊のメンバーでようやく交友関係ができた
という程対人関係は極僅か。
 しかしそのおかげか
厄介事や悪事なども試みようともされないので
良く無い事からも自然と避けられ
本人の認知しない所で人為的な危険回避能力に非常に優れていたりする。


「戦闘技術」

●白鉄騎士団時
 白鉄騎士での武装は対人戦仕様である為に
武器は携帯性と取り回し、状況に応じた武装の切り替えがコンセプトで
クレイモアタイプの細見の大剣から
槍や盾、片手剣、各種道具など豊富に用意されている。
ルーナは主に格闘と槍術・弓を得意としていた。
 鎧でも黒鉄騎士団と同じく質量溢れる頑強な様相である。

 人と争う事は嫌いなものの
白鉄騎士式武術での対人格闘術・武術の訓練は
足手纏いにならない様にと堅実に修練してきており
体のアドバンテージは対人戦で大きな強みな為に
もはや相手は魔物を相手にしている感覚に近く
高位の騎士で無ければ対処出来ない強さを持つ。
 

●黒鉄騎士団時

 黒鉄騎士団での壁役となって
対人術とは又違った魔物への剣術はまだ未熟なものの
巨大な魔物相手に自身の巨体も又有効で
大質量の魔物の攻撃を真っ向で受けきれるタフネスと超重量で
防衛においての戦線を引き留める
文字通り壁役として随一の要素を持つ。
 又、その巨体から生み出される膂力事態もかなりのもので
単純に大きい体を重機の様に用いる力強さで
体重も合わさった場面では最も力溢れる役割を発揮し、
生まれ持った類稀なる体特有による特筆するべき戦力を持つ。
 
 ある程度のサイズの魔物相手ならば
白銀騎士団で培った格闘術も
その体の質量故に通じてしまうので
殴りつけや緊急時の対応の手段が増え、素手での組み付きで動きを封じられる。


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■仲間内での交流

●<ローズマリー>

 ローズマリーの威圧には気が小さいので焦るものの
サバイバルで命を救って貰った事で尊敬していて
更に役立てる為に自主的に師事してきており
年下の18歳相手に身の回りの世話を焼く事が多い。
 例の一件以来自然に魅せられたせいか
休日には偶にローズマリーの趣味の魔物の生態調査と言う「ハンター」業へ
同行を願い出て数日二人でサバイバルをしている。
 
 ただし自身とは真逆の適わぬ理想である「小さく可愛らしい女の子」への憧れか
¨外見だけ¨では言えばまさに理想を体現したローズマリーへ
ついつい不意に可愛がってしまうが
威圧されるのが常。
 しかし元来は対人戦闘術が得意な為に
技術と体格で対人戦ならローズマリーをもやり込め
無茶をする彼女の物理的な静止役としても機能している。

 ローズマリーの思考が生物学的な観点に大きく傾いているせいか
体が大きい事は生物として何より貴重で利点と見込まれている。


●<ロイ>

ロイの今まで隊長の身でありながらコーヒーなどのお茶汲みや雑事は
自分でやるか逆に入れてあげるという雑な扱いが多かったものの
ルーナだけはロイに対して部下らしくまともに従い
丁寧にサポートもする。
他の二人とは違った隊の中でごく普通のロイには安心感も。

精神的に頑強なローズマリーやヴィクトールとは違い
ロイ共に緊急時には焦ったり驚いたりと二人して慌てる事が多い。 


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