名前:レイヴァン   picture log》

年齢:外見・肉体年齢 25(老けにくい体質)

武器:片手大剣。拳。火の魔術。

利き腕:両利き。

主語:私。

嫌いな事:血を飲む事。機械の扱い。

特技:剣術。格闘術。
    修練。




<設定>
 
 吸血鬼と人間の間に生まれたダンピールであり
超人的な力を持つ上に吸血鬼特有の制限が無く、そして生まれついての吸血鬼の天敵。
 特異な人間と吸血鬼、どちらも内包する性質を持ち
その生来の力を人を吸血鬼から護る事を選ぶ。

 大柄な体で、近寄り難い雰囲気を持ち
戦闘の時は勇猛かつ苛烈、表情の変化も乏しいが
生まれ持った強大な力を持つ者としての振る舞いに常に気を配り
理性的に行動する事を心掛ける頑強な精神性を持つ。

 自身の判断により吸血鬼の真祖であるカーミラを主とし
彼女の騎士として行動しおり
遥か昔に助けた少女であるキャロルと再び出会い
人に仇名す吸血鬼との闘いを繰り広げて行く。
 


<用語説明>

「ダンピール」
 吸血鬼と人間との間に生まれ
両種族のそれぞれの利点を持ち合わせたかの様な能力で
吸血鬼特有の弱点が無く「吸血鬼を殺す」という特性を持つ。 
 一見半吸血鬼と似た特性を持つが
半吸血鬼の様な死肉を魔力で動かしている様な症状とは違い、又吸血鬼の様な不定形な身とも違う
生きた肉体が「魔力」を纏っているという極めて特異な種。

 適齢期になると成長が遅滞、
血肉を持つ肉体故に、力続く限り欠損も再構成出来る吸血鬼よりは耐久力は落ちるも
それを置いても非常に頑強かつ血を補填すれば再生は早く、怪力。
そして体構造が人間なので造血能力を持ち吸血の必要性は低く
日光の下でも苦も無く行動しさしたる欠点を持た無い。
更には吸血鬼の魔力と生気溢れる肉体の本来なら相反する二つの特性の融合にて
その身は吸血鬼に対して脅威的なモノともなり
吸血鬼からは畏怖され、人間からも吸血鬼の原則を破る厄介な存在かつ相容れない強力な個であるため
「ダンピール」は孤立する人生を送りやすい。
 人か吸血鬼、特異な力はどちらの側にも収まり辛く
前例も少ない為にどの様に生きるかも悩み多い事になる。
 
 吸血鬼間では忌子とされているので
非常に希少種で現在は彼と兄である二体のみしか確認されておらず、
その首謀者の吸血鬼ドラキュラもその行為を咎められ同種により滅ぼされた。

現在は過去、レイヴァンの兄が真昼間に街一帯を焼き払った
事件により「ダンピール」の評価は著しく低い。

「魔力:フランベルク」
 吸血鬼が放つ超常的な力である魔力。それを利用しての術が魔術と言われる。
吸血鬼個人の資質と精神により現象、能力が形成され
レイヴァンは強力な圧力と共に燃え盛る剛炎の魔力をその身に宿す。
感情が高ぶると目や口と言った体中から火が噴き出す。


「性格」
 主人である真祖のカーミラを敬い「レディ」と称し
女性や子どもに優しく扱う紳士的な性格を心がけ
強面な外見に対して理性的な温厚さも持ち合わせる。
しかしその風貌からの威圧感のせいか怖がられやすい。
 吸血鬼相手には戦闘では揺るがず、屈強かつ勇猛に相対し
吸血鬼の天敵らしい敢然とした面も見せるが
普通の大抵の人間相手では
僅かな力で圧倒してしまえるのもあって、人へ力を奮う事を嫌い己に科す。
ダンピールという性質故に生まれついての強者であり
異能を宿すという生物としては実質究極の個とも言えるが
その性根は争いを好みはしない優し気な性格である。

 カーミラの騎士となっているので彼女から館を任され
そこでカーミラの半吸血鬼である老執事と共に暮らし
カーミラの指針である「悪質な吸血鬼の処理」を受け継ぎ
吸血鬼討伐に日夜繰り出す。

「戦闘」
 吸血鬼の眷族という事で人外たる力を秘め
元より種族故頑丈かつ怪力だが
日々自らに修練は欠かせておらず、技巧としても力強さ溢れる。
片腕の大剣にもう片腕は拳を用い
体術と剣術を織り交ぜての力強い戦闘スタイルを用いる。

 火の魔力を発現し、強力な熱エネルギーによる破壊力に
火の噴き出る圧力による攻撃力の増加や
防護膜の様に被ダメージを緩和させる等と
炎の魔力を拳や剣、身体に纏わせる事で攻防に優れ「剛炎」と称される。
近距離白兵戦に特化した力強く頑強な戦闘スタイル。
しかし総じて炎を放つと言った使い方は苦手で遠距離戦は闘いづらい。

 又、ダンピール種特有である生ある肉体に魔力を流す事によって
吸血鬼の敵対者たる肉体へと変じ、
カーミラへと下る昔の頃は
ダンピールの特性で変質した拳や爪での荒々しい肉弾戦主体の
「吸血鬼狩りのダンピール」として畏れられ
現在よりもより攻撃性の高くなりふり構わないダンピールとしての力を全面に押し出した
苛烈な戦技を仕様していた。

 ■「憤怒の鉄鎚」:握り締めた拳の内に魔力の炎を極限までに収束・圧縮させ
            打撃のインパクトと共に爆発させる
            レイヴァンの魔力の闘いにおいての破壊力と衝撃力ある拳撃。

「戦闘でのスタンス」
 カーミラ代行での吸血鬼掃討では
半吸血鬼の同族争いの体で乱入して
それとなく人の方には避難を促すというかたちを取っている。

 これはレイヴァンの戦闘スタイル的にも
吸血鬼の眷属というのは隠し様も無く、
レイヴァンもこれまでの経験やダンピールの生き方の観点として
人の側ではあるも
その異なりすぎる存在故に人として゛溶け込むべきではない゛、としているので
極力無思慮に関わり過ぎない様にしている。

 「食事」
 吸血鬼にとっての旨味である血を飲む際の
畏れや恐怖の感情の味を厭わしく思い
吸血鬼の癖に血を飲むのが苦手。
 最も効率が良いのは血を取りいれる事とは言え
人の様に肉体を持つ事による造血能力もあるので
普通の食事で賄えるために血を吸おうとはし無い。

 主に肉料理が好みで
酒やタバコ類は遊びが無い性格なのか
積極的に手を出さないも稀にカーミラや老執事に嗜みとして誘われ
葉巻やブランデーを進められる。
体質が強靭なのかどちらも非常に強い。

「カーミラについて」
 10年前、キャロルとの生活の後期にレイヴァンの前に突如姿を現した真祖。
レイヴァンの父とは知人と称する。
 ヴァンパイアかつ真祖という身の上で人間の側に立つ事を信条とする
ヴァンパイアとは反する規格外な道を歩むカーミラと出会い、
キャロルとの生活でダンピールとしての生き方の結実を見い出しかけた事もあってか
自身が想う生き方の先を指し示すカーミラを
己なりに見極める為、彼女を主とし騎士となった。

 高位の吸血鬼は品位を備えねば成らないと言われ
荒い風貌だったレイヴァンもヴァンパイアとしての異能や品性を学び取り
現在は紳士的な装いへと成長を遂げている。

「キャロルについて」
 キャロルとは10年前のある事件の時に出会い
キャロルの身寄りが無くなったため半年間共に過ごし
気の許せる相手も居なく一人で生きて来た彼にとって稀有な時間となる。
 しかし吸血鬼と長時間過ごすのは危険でありキャロルに全うな人としての人生に帰し、
そしてカーミラの騎士となったのもありカーミラの進言により孤児院に預け別れる事に。

 次の家庭で平穏に過ごして欲しかったレイヴァンだったも
ヴァンパイアハンターとして自分の目の前に現れ、
再会出来て嬉しい半面相棒として共に闘う事を希望するキャロルに対して
なるべく危険が多い吸血鬼に関わって欲しく無いと心配している。
 再開した当初は幼少の頃と同じ感覚故に庇護的で闘いから遠ざけようとまでしていたが
キャロルの現在の変化を受け入れ徐々に相棒として認めていく事に。

「老執事」
 現在カーミラの命によりレイヴァンの館の執事として
身の回りの世話から現在扱っている剣術の指南まで様々な役割を担う半吸血鬼。
 元レイヴァンの父であるドラキュラ伯爵の半吸血鬼であり
伯爵の死の直前にカーミラに譲られ
現在は父親の配下に改めて仕えられるという経緯になる。
  
「過去」
 吸血鬼であるドラキュラ伯爵と人間の息子。
ダンピール発覚の際の粛清で同種の兄とちりじりとなってしまい
その後は追手の吸血鬼との闘いを繰り返す日々を送り
まさしく吸血鬼の天敵と言える猛々しい容貌と雰囲気をしていた。
 この頃は極力人の生活の中に溶け込もうとはしては居たが
その異質さ故に馴染む事は出来なく、又追手を振り切る為に
ヴァンパイアハンターとして吸血鬼を倒し各地を転々とする生活を送る。

 数年後に兄と再開するも人間に仇為す吸血鬼の道を選び、街を焼き放った為に
人の側に近い理念を持つレイヴァンは
その凶行を阻止する為に立ちはばかり勝利を果たすも
唯一の共感し合える近い存在を自らの手で断ち、精神的に疲弊するが
その後キャロルと生活していく事で安定を取り戻しカーミラとの出会う事となる。





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